ユーザ固有のファイルをオペレーティングシステムの設定およびアプリケーションと共に自動で導入することにより、移行を合理化でき、重要な情報を失うリスクをほぼ排除することができます。KACE Systems Deployment Appliance(SDA)を使用すると、移行の際に転送するデータをユーザプロファイル管理によって正確に指定できます。新しいコンピューターまたはイメージを新たに作成し直したコンピューターを初めて起動すると、古いコンピューターまたはオペレーティングシステムからすべての必要な情報とアプリケーションの設定が転送されます。
KACE SDAを使用すれば、ユーザのダウンタイムが最小限に抑えられるため、所要時間が短縮され、OSをよりスムーズに移行できます。また、展開中に重要な情報を失うリスクが軽減され、コストも削減できます。
KACE SDAのUser State Migrationツールのインターフェイスを使えば、日々のタスクを簡素化でき、高額で時間のかかるトレーニングが不要になります。KACE SDAの直感的なユーザインターフェイスでは、ボタンをクリックするだけでユーザプロファイルの取り込みやロードを実行できます。複雑なコマンドライン構文を学んだり覚えたりする必要がなく、あらゆるレベルの管理者が素早く利用できます。
収集されたすべてのユーザプロファイルは、 KACE SDAの一元展開ライブラリに保存されます。使いやすいグラフィカルなメニューから、スクリプト形式のインストールまたはイメージと共に、導入する該当ユーザプロファイルを素早く確認することができます。1台のコンピューターを1人のユーザが使用するか、複数のユーザが使用するかにかかわらず、KACE SDAを使用すれば簡単にプロビジョニングを実施できます。
移行テンプレートを使うと、移行するデータタイプやその他のリソースを簡単に指定できるため、時間を節約できます。ファイルタイプ(サウンドファイルやビデオファイル)ごとにアイテムを除外したり、ユーザフォルダの特定部分(共有ミュージックフォルダや共有ピクチャフォルダ)を除外することも可能です。
プレインストールタスクを使うことで、先に古いOSのコンピューターを起動することなく、オフラインでユーザデータを移行できるため、新しいOSを合理的に展開できます。適切な移行テンプレートを選択するだけでファイルと設定をリカバリでき、OS展開が完了するとユーザを自動的に復元することができます。
KACE SDAのユーザプロファイルの移行では、ユーザ固有のファイルと設定をオペレーティングシステムおよびアプリケーションと共に簡単に展開できるため、重要なデータが失われるリスクを軽減することができます。移行テンプレートを使用すれば、転送するデータを正確に指定できるため、ユーザは特定のタイプのデータ(個人的なミュージックファイルやビデオファイルなど)を会社のコンピューターに保存することを禁じるコンプライアンスポリシーを順守できます。