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ハイブリッドExchange + Quest On Demand Migration

クラウドの導入が進むにつれて、オンプレミスに残されているExchangeメールボックスをExchange Onlineに移行する必要性も高まっています。On Demand Migration for Hybrid Exchangeは、オンプレミスのMicrosoft Exchangeからクラウドへデータを安全に移行します。移動用ソフトウェアのインストールやメンテナンスは不要です。

ハイブリッドExchange移行ツールは、Eメール、カレンダー、コンタクト先、タスクなどのデータを含む複数のメールボックスを同時に移行することができます。さらに、メール転送を管理したり、権限、ルール、自動返信などのメールボックス設定を移行したりすることもできます。Outlookを再設定して、新しいメールボックスに接続することも可能です。

ハイブリッドExchangeメールボックスのExchange Onlineへの移行

使いやすさ

On Demand Migration for Hybrid Exchangeは、ある環境から別の環境にメールのコンテンツを移行するための直感的なプロジェクト管理を実現します。プロジェクトのセットアップウィザードを使用して環境を接続し、すべての移行機能を実行する移行プロジェクトを作成します。1つの包括的なダッシュボードで移行を追跡および管理できます。

段階的な移行のサポート

On Demand Migration for Hybrid Exchangeによりソースからターゲットにコンテンツを移行する場合、ソースのメールボックスは無効になりません。これにより、組織内に多くのメールボックスがある場合に、時間をかけて段階的に移行を行うことができます。また、増分移行でデータを事前にステージングしてから最終的な移行を実行することもできます。On Demand Migration for Hybrid Exchangeは、プロジェクトで定義されたマッチングを使用して、同時に移行しないメールボックスについても権限と委譲をコピーします。読み取り専用アクセスからプロジェクト管理者としてのフルアクセスまで、職務に応じたRBACポリシーをOn Demand Migration for Hybrid Exchangeのユーザに割り当てることで、不正アクセスのリスクを低減します。

移行対象のデータの選択

すべてのコンテンツをそのまま移行する場合でも、より詳細な設定が必要な場合でも、プロジェクトのニーズを満たすコンテンツのみを含めるように、個々の移行タスクを設定します。特定のフォルダのみを移行し、日付フィルターを適用し、復元可能なアイテムを含めるかどうかを選択します。アーカイブメールボックスを含めるかどうかを決定し、コンテンツをプライマリメールボックスに移行するか、ターゲットのオンラインアーカイブに移行するかを選択します。移行先のメールボックスの特定のフォルダにコンテンツを移行することもできます。

メールボックス設定の管理と移行

Exchangeの移行期間中にOn Demand Migration for Hybrid Exchangeでメールボックスの転送を自動的に有効にすることにより、移行するユーザが常にアクティブなメールボックスでEメールを受信することができます。受信トレイのルール、権限、委任、自動返信の設定を移行するかどうかを選択します。

Outlookの再設定

ODM Desktop Update Agent(DUA)を導入することにより、ユーザは、Exchange Onlineへの移行完了後に自分自身のOutlookプロファイルやその他のOfficeアプリケーションをアップデートしてターゲットアカウントに接続することができます。

詳細なログ

移行イベント中は、ダッシュボードで詳細なイベントログを表示して移行ステータスを監視し、警告やエラーを確認することができます。また、タスクが完了するたびに通知Eメールを受信することも選択できます。ハイブリッドExchange移行ツールで実行されたすべてのタスクは監査ログでも確認でき、誰が移行を行い、いつライセンスが消費されたかを識別するのに役立ちます。

FAQ

Exchangeのハイブリッド移行では、オンプレミスのExchangeからExchange Online、またはExchange OnlineからオンプレミスのExchangeにメールボックスを移行することができます。この2つの環境は、Exchangeハイブリッド設定ウィザードを使用して接続することも、分離された個別の環境として使用することもできます。

移行するメールボックスの数が多い場合は、Exchangeのハイブリッド移行を段階的に実行し、移行済みユーザと未移行ユーザの共存と連携を維持することができます。小規模な移行の場合、共有の権限を維持しユーザをシームレスに連携させるために、単一のカットオーバーイベントですべてのメールボックスを一度に移行する方法が選択される場合があります。

Exchangeのハイブリッド移行を実行するには、ネイティブのメールボックスを移動する方法と、移行ソリューションを使用してメールボックスをコピーする方法の2つの方法があります。メールボックスを移動する方法では、メールボックス全体を一度に移行し、移行元のメールボックスを削除します。メールボックスをコピーする方法では、1つのアクティブなメールボックスから別のメールボックスにコンテンツと設定を移行します。どちらの方法でも、Exchangeハイブリッド設定ウィザードを使用して接続された環境間でメールボックスを移行できます。メールボックスをコピーする方法では、切断されたオンプレミスのExchange環境とExchange Online環境の間でもメールボックスを移行できます。

メールボックスをコピーする方法は、移行中も両方のメールボックスにアクセスできるため柔軟性が高く、多くのExchangeハイブリッド移行ソリューションで広く使用されています。移行範囲のカスタマイズ、既存のメールボックスとのマージ、訴訟ホールド状態のメールボックスの移行、移行元データと移行先データの比較、またすべてのメールボックス権限を保持したままの時間をかけた段階的な移行が可能です。Exchangeのハイブリッド移行に使用するソリューションによっては、Teamsミーティングのリンクをアップデートしたり、エンドユーザがデスクトップのOutlookプロファイルをアップデートできるよう自動化機能を用意したりすることも、エンドユーザが常にアクティブなメールボックスでメッセージを受信できるようメール転送をアップデートしたりすることもできます。

Exchangeのハイブリッド移行では、オンプレミスのExchangeとExchange Online間でメールボックスを移動することで、クラウドへのモダナイゼーションを加速したり、合併、買収、分割の一環として別の環境に移行したりすることができます。Exchange Onlineに移行することで、他のMicrosoft 365ワークロードとの完全な統合機能を利用できます。Exchangeの段階的なハイブリッド移行中に簡単にコラボレーションできるオプションも用意されています。Exchange Onlineは安全で拡張性に優れており、すべての移行が完了した時点でオンプレミスのサーバを廃止することができます。また、Exchangeのハイブリッド移行では、組織変更の一環として必要な場合、Exchange OnlineからオンプレミスのExchangeにメールボックスを戻す柔軟性もあります。