SQL Server環境はますます複雑性を増していますが、アプリケーションアーキテクチャの重要なコンポーネントであることに変わりはありません。しかし、適切なSQLモニタツールを使わずに、複雑さを増し続けるこの状況に対処するのは困難です。では、いつでもどこでもデバイスを問わず、すべてのSQL Serverインスタンスの正常性を1つの画面に表示することによって、SQL Server環境をプロアクティブに管理して、データベースのパフォーマンスに関する問題を診断できるとしたらどうでしょうか。適切なSQL Serverモニタツールを使用すれば、それが可能です。
Spotlight on SQL Server Enterpriseを使用すれば、SQL Server環境を管理すると同時に、お使いのオペレーティングシステム(WindowsまたはLinux)を可視化し、仮想化インフラストラクチャも監視することができます。設定は、テンプレート、自動アラート、およびカスタマイズ可能な処理によって簡単に行えます。リアルタイムと時系列のデータベースパフォーマンス問題を正確に診断することで不具合への対応を省力化し、クエリチューニングのようなプロアクティブな対策に焦点を当てることができます。
Spotlightクライアントをインストールする前に、次のハードウェアとソフトウェアの最小要件が満たされていることを確認してください。
1 GHzプロセッサー
1 GBのRAMを推奨
200 MB
この空き容量は、ネットワークドライブではなく、ローカル・ディスク・ドライブに存在する必要があります。
SQL Serverクライアントツール
.NET 2.0以降のインストール
Diagnostic Serverをインストールする前に、次のハードウェアとソフトウェアの最小要件が満たされていることを確認してください。
2 GHzのデュアル・コア・プロセッサー
300 MB
4 GBのRAM
Spotlight Statistics Repositoryまたは再生データベースに対するDiagnostic Serverの接続が切断された場合、Diagnostic Serverによってデータがローカルディスクにキャッシュされます。この場合、監視対象のサーバごとに、1時間あたり2 MBの空き容量がさらに必要です。
SQL Serverクライアントツール
SQL Server管理ツール
Spotlightでは、以下のバージョンのSQL Serverインスタンスを診断できます。
Spotlight on SQL Serverでは、MSDE(2000)、SQL Express(2005)、SQL Server 2008 Express Edition、およびSQL Server 2012 Expressもサポートされています。これらのバージョンでは、再生データベースやSpotlight Statistics Repositoryデータベースのホストはサポートされていません。
Spotlightでは、以前のバージョンのSQL Server(バージョン7.x以前)を診断することはできません。
Spotlightは、大文字と小文字の区別やバイナリソート順などの、SQL Serverのすべてのソート順をサポートします。Spotlightは、インスタンス名にUS ASCII以外の文字が含まれるSQL Serverインスタンスには接続できません。
Spotlight on SQL Serverは、VMware ESXインフラストラクチャ内のゲスト仮想マシンを監視できます。サポート対象のバージョンは次の通りです。
メモ: 監視対象の各インスタンスについて、Spotlightではネットワーク設定の「File and Print Sharing(ファイルとプリンタの共有)」を有効にして、すべてのファイアウォールを次のように構成する必要があります。
Spotlight on SQL Serverは、VMware ESXインフラストラクチャ内のゲスト仮想マシンを監視できます。サポート対象のバージョンは次の通りです。
Spotlight on SQL Serverは、Hyper-V®インフラストラクチャ内の仮想マシンを監視できます。Spotlightのサポート
Spotlight Statistics Repositoryをインストールする前に、次の最小要件が満たされていることを確認してください。
デフォルトでは、Spotlight Statistics Repositoryのサイズは1,000 MB(データのサイズ)および250 MB(ログのサイズ)に設定されています。これらのサイズは、Spotlight Statistics Repositoryのcreationスクリプトを実行することで柔軟に変更できます。
このスクリプトは次のインストールディレクトリにあります:
約1.2 GB(監視対象のSQL Serverの各インスタンスと、対応する監視対象のWindowsホスト(SQL Serverインスタンスの実行元))。この推定値は、平均的な環境でのデフォルト構成を想定しています。実際に使用されるスペースは、お使いの環境と、データ収集/ストレージ構成に加える変更によって異なります。詳細については、Spotlight on SQL Serverのサイジングウィザードを参照してください。このウィザードには、Spotlight Installation Centerからアクセスできます。Spotlight Reporting and Trendingを使用するには、Spotlight Statistics RepositoryをSQL Server 2005、SQL Server 2008、SQL Server 2008 R2、またはSQL Server 2019にインストールすることをお勧めします。
Spotlight Statistics RepositoryをSQL Server 2000にインストールすると、エラーが表示され、一部のビューではデータが表示されなくなる場合があります。Spotlight Statistics RepositoryのSQL Server 2000へのインストールはお勧めしません。
メモ: Spotlight Statistics Repositoryのサイズが問題となるため、このデータベースのSQL Expressインスタンスへのインストールはお勧めしません。
Spotlight Statistics Repositoryがインストールされたマシンで、SQL Browserサービスを実行する必要があります。接続を作成して、Spotlight Statistics Repositoryに接続する場合は、接続する(名前付き)SQL Serverインスタンスのホスト名とポート番号を使用できます。
Spotlight Statistics Repositoryが常駐するマシンで、TCPプロトコルを有効にする必要があります。
詳細については、『Spotlight on SQL Server Deployment Guide(Spotlight on SQL Server展開ガイド)』を参照してください。
Spotlight Statistics Repositoryのメンテナンスは定期的に行うことを強くお勧めします。推奨されるメンテナンス計画については、オンラインヘルプと『Spotlight on SQL Server Deployment Guide(Spotlight on SQL Server展開ガイド)』にまとめられています。
再生データベースをインストールする前に、次の最小要件が満たされていることを確認してください。
デフォルトでは、サイズは500 MB(データのサイズ)および125 MB(ログのサイズ)に設定されています。
監視対象の各SQL Serverインスタンス、およびそのSQL Serverインスタンスを実行する監視対象の対応Windowsホストごとに、およそ270 MBが必要です。
平均的な環境でのデフォルト構成を想定しています。実際に使用されるスペースは、お使いの環境と、データ収集/ストレージ構成に加える変更によって異なります。
詳細については、Spotlight on SQL Serverのサイジングウィザードを参照してください。このウィザードには、Spotlight Installation Centerからアクセスできます。
再生データベースのサイズが問題となるため、このデータベースのSQL Expressインスタンスへのインストールはお勧めしません。
再生データベースがインストールされたマシンで、SQL Browserサービスを実行する必要があります。接続を作成して、再生データベースに接続する場合は、接続する(名前付き)SQL Serverインスタンスのホスト名とポート番号を使用できます。
再生データベースが常駐するマシンで、TCPプロトコルを有効にする必要があります。
詳細については、『Spotlight on SQL Server Deployment Guide(Spotlight on SQL Server展開ガイド)』を参照してください。
再生データベースのメンテナンスは定期的に行うことを強くお勧めします。推奨されるメンテナンス計画については、オンラインヘルプと『Spotlight on SQL Server Deployment Guide(Spotlight on SQL Server展開ガイド)』にまとめられています。