※ Migration Manager for AD(MMAD)は2024/4/30をもちまして廃番となりました。2024/5/1以降は、後継のMigrator Pro for Active Directory(MPAD)をご利用いただけます。
● 概要
グループ企業再編、企業買収、分社化に伴い、Active Directoryの統合や分割などが求められております。クライアントPCのプロファイル、WindowsやNetAppファイルサーバのフォルダアクセス権限、ユーザアカウント、グループなどを移行元と同じように移行先で使える状態を維持する必要があります。Migration Manager for Active Dirctory(MMAD)は、これらのニーズに応え、ユーザへの影響を最小限に抑え、段階的な移行を実現します。
● 優位性
- フォレスト間に関わる移行のプロジェクトを1つのコンソールから管理できます。
- ユーザオブジェクトの移行の後、パスワードの同期機能があり、移行元でパスワードが変更されても移行先に反映することができます。また、移行先で任意にパスワードを変更することができます。 
- 各クライアントPC,ファイルサーバのWindowsプロファイル、フォルダ権限、レジストリ、ドメインなどを移行先へアップデートする機能があり、複数のClientPCを一気に移行することができます。
- ユーザオブジェクト、グループオブジェクト、コンピュータオブジェクトを間違えて移行した場合、切り戻すことができます。
●移行ステップ
MMADを使用した移行ステップは下記のとおりです。
| 
 Step  | 
 作業名  | 
 作業内容  | 
| 
 1  | 
 移行前準備  | 
 移行元・移行先の環境を移行作業のために整えます。  | 
| 
 2  | 
 アカウント移行  | 
 MMADで下記の設定を行い移行を実施します。  | 
| 
 3  | 
 ディレクトリ同期  | 
 必要に応じて同期設定を行います。  | 
| 
 4  | 
 リソースアップデート  | 
 関連するリソースのアップデートを実行するための設定を行います。  | 
| 
 5  | 
 ユーザ切替え  | 
 AD上のオブジェクトの移行が完了したら、コンピュータオブジェクトを移動します。その後ログインするドメインを移行先のドメインに変更し、移行先のユーザIDでログインを開始します。  | 
| 
 6  | 
 移行後作業  | 
 下記の作業を実施し、移行元ドメインを分離します。  | 
				