コンソリデートプラグインはどのプラグインのバックアップを合成できますか？

コンソリデートプラグイン（Consolidate Incremental Backup Plugin）はどのプラグインのバックアップを合成できますか？

また、コンソリデートプラグインによってバックアップ時間を減らすことはできますか？

コンソリデートプラグインはNetVaultに標準で実装されている機能で、
ファイルシステムプラグインのフルバックアップと増分バックアップを合成して新しいフルバックアップを作成することができます。
ファイルシステムプラグイン以外のプラグインではコンソリデートプラグインによるバックアップ合成は利用できません。

コンソリデートバックアップのメリットは、
①NetVaultクライアント側の毎週末のフルバックアップジョブが不要となり、
②ネットワーク経由のクライアントフルバックアップ分のトラフィックを削減し、
③クライアントの負荷を削減する
といった点にあります。

コンソリデートプラグインによって、NetVaultクライアント側はバックアップ時間や負荷を減らすことは可能です。
ただし、コンソリデート（合成バックアップ）処理はNetVaultサーバ側で行いますので、NetVaultサーバ側には
負荷がかかります。

【例】以下の図で、左上のNetVault Client Aが大容量のファイルサーバと仮定してみましょう。

 
NetVault Client A（＝大容量のファイルサーバ）のフルバックアップを毎週末に、NetVaultサーバに接続されたテープ装置に
ネットワーク経由で書き込む場合に、
ファイル数が非常に多く、データ量も巨大だと、フルバックアップに非常に時間がかかり、ネットワークにも負荷がかかる可能性があります。

このネットワーク経由のフルバックアップを実行する代わりに、
NetVaultサーバ側でコンソリデートプラグインによりフルバックアップと平日の増分/差分バックアップを合成して新しいバックアップを作成できれば、
NetVault Client A（＝大容量のファイルサーバ）では平日の増分/差分バックアップだけで済みます。

【追加のQ.】
コンソリデート・プラグインを利用せずに、またはコンソリデートプラグインが利用できない他のプラグインのバックアップで、
バックアップ時間を減らしてバックアップするには？

【追加のQ.に対するA.】
別製品のDR重複排除アプライアンスとの組み合わせでソースサイド重複排除バックアップを行うことにより、
ネットワーク転送量を劇的に削減し、バックアップ時間を減らすことが可能です。
DR重複排除アプライアンスのご利用をご検討ください。

DR重複排除アプライアンスについてはこちらをご参照ください