US時間2023年10月27日に、Windows Server 2022上のOracle 19cの稼働に対応したSharePlex10.2.1がリリースされました。

Linux/Unix用としては、SharePlex11.2が現時点での最新版になるため、SharePlex10.2.1はWindows用のみのリリースとなります。また、下記概要でもご説明しますが、本リリースはWindows Server 2022専用対応バージョンとご理解ください。

詳細については、下記リリースノートをご確認ください。

https://support.quest.com/ja-jp/technical-documents/shareplex/10.2.1/release-notes

ここでは、リリースノートからは読み取りにくい内容も含めて、概要をご説明します。

  • Windows Server 2022上での動作に対応しました。しかし、対応しているOSはWindows Server 2022に限定しているため、それ以外のWindows Server 2019までのWindowsについては、従来のSharePlex10.2をご利用ください。リリースノート上でWindows Server 2022以外の対応については明記していません。
  • 対応するOracleのバージョンは19cのみです。リリースノート上には18c以下のバージョンについても記載がありますが、Oracle側で対応していないため、現実的にはご利用いただけません。
  • バージョン間の相互運用性が削減されています。SharePlex10.2までは、SharePlex8.6.6以上のバージョンとで技術的な互換性があったため、Oracle11gR1よりも古いバージョンからの移行の際に、古いバージョンのSharePlexを使用しての移行が可能でした。しかし、10g R1/R2や11g R1に対応したバージョンからの互換性が削減されたために注意が必要です。もし、移行案件として要件がある場合には、個別にご相談ください。
  • 内部で使用されているMKS Toolkitのバージョンは、SharePlex10.2で使用していたMKS Toolkit 10.2から10.4へとバージョンアップされており、それによりWindows Server 2022への対応が実現されています。

下記スクリーンショットは、Azure DevTest Labs上の検証環境で、Windows Server 2022上のOracle 19cを使用している環境でSharePlex10.2.1が動作している状況となります。

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