この記事は、US時間2023年8月17日にリリースされた最新版であるSharePlex11.2の概要と、その後追加対応になった内容についてまとめてご説明させていただきます。
詳細については、下記リリースノートをご確認ください。
https://support.quest.com/ja-jp/technical-documents/shareplex/11.2/release-notes
8月17日にリリース時の主な追加機能は次の通りです。
- PostgreSQL 15のサポート
ソースとしてもターゲットとしても、現行の最新バージョンであるPostgreSQL 15をサポートすることにより、お客様からの最新版に対する需要に対応することが可能となりました。 - SQL Server 2022のターゲットとしてのサポート
SQL Server 2022のターゲットとしてのサポートを開始しましたが、SharePlex11.xでは、まだWindows版の提供がなされておらず、Windows版の提供がかなり遅れる見込みです。こちらの対応は、Linux OSからWindows上のSQL ServerへとリモートPostするという構成になり、あまり現実的ではないかもしれません。 - Google Cloudのサポート
SharePlex11.1までは、Cloud対応としてGoogle Cloudが含まれていませんでしたが、PostgreSQL対応として、Google Cloudが追加サポートされました。こちらは、主にCloud SQL for PostgreSQLの対応のために追加され、バージョンとしては14と15がサポートされます。なお、リリースノートに記載はありませんが、Cloud SQL for PostgreSQLはフルマネージドであるため、リモートPostする必要があります。GCP上のIaaSをRemote Replication Serverにすることはサポートされます。ただし、GCPのIaaS上にPostgreSQLをインストールして使用する構成は、まだリリースノートに記載がありませんので、ご注意ください。
9月18日には、バージョン自体は変更せずにドキュメント改変の形で以下の内容が追加されています。
- Snowflakeデータベースのサポート対象クラウドプラットフォーム情報を追加しました。
- Oracle 23cのサポートが追加されました。
10月3にも、次の内容が追加されています。
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さまざまなターゲットのサポートされるデータ型セクションにBOOLEAN、TIME、BYTEAデータ型を追加。(主にPostgreSQL対応となります)
- 競合解決が設定されている場合に、PostgreSQLまたはPostgreSQL Database as a ServiceからOracleへのレプリケーションでサポートされるデータ型のリストを追加しました。