この記事は、US時間2024年4月15日にリリースされた最新版であるSharePlex11.4の概要をご説明させていただきます。詳細については、下記リリースノートをご確認ください。
SharePlex 11.4 - Release Notes (quest.com)
4月15日にリリース時の主な追加機能は次の通りです。
- RHEL9.xのサポート
なんと言ってもこのサポート対応が一番の特徴でしょう。なぜならばOracleだけでなく、PostgreSQL、そしてその他DBやDB以外のレプリケーションについてもRHEL9.x全般がサポートされることで対応性が広がります。RHEL9.2や9.4などの長期サポートバージョンを使用して、新規DBシステム構築の際に使用できることになります。 -
PostgreSQL 16およびEDB Postgres Advanced Server16のサポート
ソースとしてもターゲットとしてもサポートになります。 - PostgreSQL間でのCompare/repair機能のサポート
とうとう、Oracle以外で初のcompare/repairのサポートです。まだ、PostgreSQL間でしか実行できませんが、今後の拡張に期待です。かなりOracle版に近い機能になっています。 - PostgreSQL間でのデータ型追加
JSONとJSONBが新たに追加されました。 - Snowflake,Kafka,JMS等のバージョン対応
あまり日本では注力していませんが、新バージョンに対応しています。 - Dockerコンテナのサポート
SharePlexがコンテナ環境で導入できるようになるということで、手順がマニュアルに書かれています。
上記以外にも数多くの不具合修正や機能改善もなされています。詳細についてはリリースノートの"Resolved Issues in this release"をご覧ください。基本的には、SharePlex11.xをご利用の場合には、採用時点の最新バージョンでのご利用をご検討ください。