vRanger ソフトウェアは、VMware®、Microsoft® Hyper-V®、物理 Windows Server® 環境の高速バックアップ&リカバリを提供し、また、VMware の高速レプリケーションにも対応します。vRanger は、ほんの数分で仮想環境全体を保護できるうえ、新しい VM を自動検出することもできます。さらに、たとえ最大級の VMware 環境や Hyper-V 環境でも、安全でスケーラブルなデータ保護対策を提供することができます。vRanger を使用すれば、個々のファイルを、それがたとえ仮想または物理バックアップ内に埋もれていたとしても、1つの分かりやすいインタフェースから数秒で探し出し、リストアすることができます。
vRangerは、下記2つのエディションで提供します。
- vRanger Standard Edition (SE): VMwareのバックアップ/リカバリ (機能制限あり) が行えます。手軽な価格でご購入いただけ、中堅/中小 (SMB) 市場向けビジネスに最適です。
- vRanger Pro: VMwareのバックアップ/リカバリ (フル機能) と、VMware のレプリケーションが行えます。ひとつの使いやすいコンソールで、VMware のデータ保護が包括的に行えます。vRanger 6以降では、Windows物理マシンのバックアップ/リストアも行えます。
vRangerの主な機能
- 日本語GUIを提供します。
- 1つの製品のインストールで、バックアップとレプリケーションの両方の機能を提供します。
- 1つの仮想マシンのバックアップですべての種類のゲスト・データを保護します。
- 1つのバックアップ・イメージからすべての種類のデータのリストアが行え、個々のファイルのリストア、データベースのリストア、ゲスト・システムのフルリストアを可能にします。
- 複数の仮想マシンのバックアップ/レプリケーション/リストアが同時に行えます。マシン数の制限はありません。
- バックアップ・ジョブをより高速に完了します。分散処理により、ホスト側のオペレーションに影響を与えることなく高速なバックアップとダイレクトなリカバリを実現します。仮想マシンのデータをvRangerサーバを経由して転送する必要はなく、複数の仮想マシンを同時にリカバリすることができます。
- ファイル・レベル・リストア (FLR) の対応 - Windowsだけでなく、Linux仮想マシンのファイル・レベル・リストア (FLR) も行えます。1ステップ操作で、レポジトリ内のバックアップ・イメージからひとつのファイルを迅速にリストアすることが可能です。
- バックアップ/レプリケーション時、AES-256の暗号化が行えます。
- Active Block Mapping (ABM) テクノロジー - 特許取得済のActive Block Mapping (ABM) テクノロジーを使って、Windows NTFS上の非アクティブのブロックを排除してデータの収集を行うことで、バックアップ時間とバックアップ・データ容量を削減します。
- Change Block Tracking (CBT) の対応 - VMware社が提供するChange Block Tracking (CBT) は、仮想マシンが使用している仮想ディスク・ファイルに対して更新ブロック情報を抽出する機能です。ABMテクノロジと併せてCBTにも対応することで、さらにバックアップ・イメージのサイズを大きく減らすことができ、その結果、より高速で、より効率的な仮想化サーバのバックアップ/リカバリが行えます。
- HotAdd機能の対応 - HotAddディスク転送機能に対応することで、vRangerを仮想マシンにインストールしていて、ESXiサーバ上の仮想マシンのバックアップを行う場合、ネットワーク経由はもちろん、LANフリーでのバックアップを高速化し、バックアップ・ウィンドウを大きく削減することができます。
- 独自のカタログ機能 - バックアップ・レポジトリ内のすべてのイメージのフル・カタログ情報を提供することで、大容量の仮想データの中からファイルを迅速に簡単に見つけ出し、リストアすることが可能です。
- EMC Data Domain Boost対応 - vRangerで、Data DomainのDD Boostをバックアップ先として選択できるようになりました。これにより、ソース側でバックアップ データの重複排除を行うことが可能になります。