現在使用しているバージョンから、特定バージョンへのアップグレードを検討する際には、アップグレード先のバージョンで用意されているSharePlex Upgrade Guideを参照の上、アップグレードをご検討および実行ください。
いくつかのパターンに分けて、アップグレードに関する情報の確認方法をご案内いたします。
- OSとしてLinuxもしくはUnixをご利用のお客様で、HAクラスタやOracle RAC環境ではないシングルのDB環境をご利用の場合
この場合には、提供されているUpgrade Guideに従ってアップグレードを実行いただけます。アップグレード方法については、マニュアルに記載があるほか、Quest Japanが提供する2日間のハンズオントレーニングでは、実際にアップグレードの演習が含まれているため、トレーニング受講の際にはアップグレード演習が受けられ、また手順等の資料が提供されています。 - OSとしてWindowsをご利用のお客様で、現行のSharePlexのバージョンが12.0以上、かつHAクラスタやOracle RAC環境ではないシングルのDB環境をご利用の場合
SharePlex12.0以上のバージョンでは、内部コンポーネントにcygwinを使用しており、SharePlexのインストーラーと一緒に必要なコンポーネントが、インストール、アップグレード、アンインストールされるため、OSがLinux/Unixの時と同様にUpgrade Guideに従ってアップグレードしていただけます。 - OSとしてWindowsをご利用のお客様で、現行のSharePlexのバージョンが10.2以下、かつHAクラスタやOracle RAC環境ではないシングルのDB環境をご利用の場合
SharePlex12.xからのUpgrade Guideは、OSとしてWindowsをご利用のお客様で、現行のSharePlexのバージョンが10.2からのアップグレードを実施する手順として、"To upgrade SharePlex from 10.x to 12.x on Windows for Oracle target"という項目として特別な手順を示しています。こちらの手順については、別途解説内容を掲載予定です。 - OSを問わずSharePlexをHAクラスタやOracle RAC環境で使用し、フェイルオーバできるようにHAやRACのクラスタリソースとして組み入れて動作させている場合
クラスタウェアと連携して動作させることについては、Questのサポート部門が対応する範疇ではなくサービス対応になっています。詳細はSharePlexの各種クラスタウェア連携対応をご参照ください。サービス対応の中でアップグレード手順が提示されたりするほか、無い場合には別途都度サービス対応にてリクエストしていただく必要があります。特殊な環境等については、都度SharePlexのパートナー様を通して、Questのサービス部門にお問合せください。
SharePlexのマニュアルについての状況は、以下ブログ記事に掲載があります。記事にありますように、最新のUpgrade Guide等を環境に適したように日本語で確認するには、Google NotebookLMの活用が便利です。