前提:「SMAサーバの構成」「管理コンソールへのアクセス」「管理対象PCへのエージェントインストール」が終了していること
エージェントがインストールされたPCから定期的にインベントリ情報がSMAサーバに登録されます。デフォルト設定では2時間に一度の収集となっていますが、最短15分にごと、最長で7日ごとの指定が可能です。実際の導入では、1日に一度の収集設定とするお客様が多いです。
インベントリ情報は、管理コンソールの「インベントリ」より確認することができます。「デバイス」には管理対象のPC一覧が表示されます。
デバイスの「名前」をクリックするとそのデバイスの詳細情報が参照できます。
インベントリ管理では、対象PCのハードウェア情報・OSを含むインストールされているソフトウェア情報・情報収集時に稼働していたプロセス、サービス、およびスタートアッププログラムの内容が収集されます。
ソフトウェアについては、ソフトウェアカタログ(辞書)機能により、個別収集されたプログラム情報をもとにライセンス管理上意味があるアプリケーションを識別します。例えばMicrosoft Officeの場合は、インベントリ情報としては、PowerPoint, Excel, Wordなどの個別プログラムの情報が収集されますが、これらの情報をもとにカタログ機能でMicrosoft Officeがインストールされている、と判断します。
ソフトウェアカタログによる集計情報は「インベントリ」→「ソフトウェアカタログ」で参照することができます。
この画面で、太字で表示されているアプリケーションは複数のアプリケーションから構成されるスィート製品です。
名前をクリックすると各アプリケーションの詳細情報が表示されます。スィート製品の詳細情報には、このアプリケーションがどのアプリケーションから構成されているか、それぞれ何台のPCにインストールされているか、などが表示されます。
補足情報
- ソフトウェアカタログは、SMAサーバの起動後に自動的に弊社サイトよりダウンロードされますので、カタログ機能が有効になるまでしばらく時間がかかります。
また、管理対象PCにエージェントをインストール後、インベントリ情報の初回登録に合わせてソフトウェアカタログ情報も集計されますが、管理コンソールに表示されるまでしばらく時間がかかります。カタログ情報が登録されていない場合は、しばらく時間がたってから再度ご確認をお願いいたします。 - ソフトウェアカタログには、「検出済み」「未検出」「カタログ未登録」のタブがあります。「検出済み」「未検出」はカタログに定義があるアプリケーションで、インベントリ情報で検出されたもの、されないものが表示されています。「カタログ未登録」には、インベントリ内で検出されているがカタログに定義がないものが表示されています。カタログに登録が無いものについては、SMAサーバに手動で登録して管理することも可能です。詳細手順は管理者ガイドをご参照ください。