従来バックアップと言えば、テープ装置にデータを保存するのが一般的な方法でした。ところが近年、バックアップすべきデータ容量が増大すると同時に、安価な大容量ディスク装置が次々登場したことから、少なくとも一次バックアップは高速なハードディスクで、必要であれば後でゆっくりテープ装置へデータを移動またはコピーするというDisk to Disk to Tapeの手法がとられるようになってきました。
並列バックアップによるバックアップ時間の短縮 物理的なテープ・ドライブが1台しかない場合、複数のマシンのバックアップを同時に行うことができません。NetVaultなら、仮想テープ・ライブラリの機能を使って仮想的にテープ・ドライブを複数作成することで、複数台のNetVaultマシンのデータを同時にバックアップすることが可能になり、バックアップにかかる時間を劇的に短縮することができます。 Disk to Diskバックアップ と Disk to Disk to Tapeバックアップ 仮想テープ・ライブラリをバックアップの最終メディアとして使用することで、テープ装置がなくてもバックアップが行えます(Disk to Diskバックアップ)。 また、一次バックアップを高速なディスクに行い、オフピーク時間にディスクにバックアップしたデータを通常のテープ装置へ移動/コピーするようスケジューリングすることも可能です(Disk to Disk to Tapeバックアップ)。