>> はじめに |
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先月は、BMR Online for Windowsを使用してシステムのバックアップを行いました。そこでご説明しました通り、Windowsがシャットダウンできない場合でも、本オプションを使用することで、オンラインのままシステム・バックアップを行うことができました。また、バックアップ時には専用CDでの起動処理やIPアドレス等の設定の必要がないので、バックアップ・ジョブのスケジュールにより自動運用も可能です。
今月は、そのバックアップしたデータをリストアしてみます。
>> 準備 |
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疑似障害は、新たなハード・ディスクを用意することなどして発生させることが可能です。リスクを低減するため、リストアは検証用のマシンでお試しください。ここでは、仮想マシンをバックアップを対象としていたため、同じ構成で、新しい仮想マシンを作成し、そこにリストアを行います。
>> DRクライアント側での準備 |
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リストア対象のマシンでVaultOSを起動します。起動手順は、第4回 Windows PEベースのVaultOSを使用したバックアップの"DRクライアント側での準備" を参考にしてください。Step 2からStep 4までを行い、クライアントを待ち状態にします。
>> リストア |
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- NVBUサーバ側で、メイン画面からリストア・アイコンを選択します。
- リストア画面が開きます。選択タブから、"NVBUサーバ" > "VaultDR APM" を選択し、バックアップ・データである"BMR Online for Windows backup (保存セット…)" > "HSW2K8X86" > "Disk 0"の順に展開します。"Disk 0"をリストア対象として選択します。
- 【重要】 "クライアント指定"タブに移動します。表示されているNVBUサーバ・マシンを選択します。BMR Online for Windowsのリストアを行う際に、忘れがちな設定です。ご注意ください。ジョブ・タイトルに適切な名前を入力してジョブを実行します。
- ジョブ管理画面でジョブの完了を確認します。
- リストアしたディスクからOSを起動します。Shutdownを行っていない状態でバックアップを取得しているため、起動時にShutdownが正常に行われなかった旨のメッセージが表示されます。こちらは無視できますので"Windowsを通常起動する"を選択してください。
- OSが起動したら、バックアップ時と同じ背景であることを確認します。これで正常にリストアが完了しました。
>> 最後に |
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来月は、BMR Online for Linuxをご紹介します。お楽しみに!