>> はじめに |
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今月は、BMR Online for Linuxを使ったバックアップ方法をご紹介します。Linux環境をシャットダウンすることなく、OSのバックアップが行えます。
>> 注意点 |
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- BMR Online for Linuxでは、ご使用のLinuxディストリビューションによって、対応/未対応が決まります。詳細はVaultDR Online for Linux 対応Linuxディストリビューション・リストをご覧ください。
- 2013年12月現在、RHEL6.3/6.4には対応しておりません。将来的な対応を予定しています。
- BMR Online for Linuxは現在Hybrid版のみが提供されています。NetVault Backup (NVBU) ソフトウェアもHybrid版をご使用ください (NVBU Pure64版ではご使用いただけません)。
- Linux上で稼働するアプリケーションのデータの整合性は保証されません。アプリケーションのデータ保護には、各対応するNetVault Backup Plug-inを使用する等の対応をお願いします。
- 万が一の際に、スムーズなリストアを実現できるよう、事前に検証および手順の確立をしておくことを強くお勧めします。
>> 本講座での環境 |
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本講座では、下図のように2台のマシンを使用し、1台のディザスタ・リカバリ対象クライアント(= DRクライアント)のデータを、もう片方のNVBUサーバ (DRサーバ) に接続した仮想テープ・ライブラリにバックアップします。
>> 準備 |
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- [サーバ側での作業] バックアップ・サーバを構成します。簡単設定ガイド等を参照してNVBUをサーバとしてインストールします。さらに、バックアップ・デバイスを構成します。ここでは、仮想単体ドライブを構成します。仮想単体ドライブはバックアップ対象マシンのディスク容量以上で構成してください。
- [クライアント側での作業] BMR Online for Linuxを使用するには、対象マシンがNVBUクライアントである必要があります。簡単設定ガイド等を参照してNVBUをクライアントとしてインストールしてください。
- [クライアント側での作業] リストア後に確認を簡単にするために、OSの背景を変えておきます。
- [サーバ側での作業] NVBU Consoleを起動し、クライアント管理画面で、上記クライアントをバックアップ・サーバに追加します。
- [サーバ側での作業] 対象クライアントにBMR Online for Linuxのモジュールを追加します。クライアント管理画面でクライアント・マシンを右クリックして"ソフトウェアのインストール"から行います。BMR Online for Linuxのファイルは、drx-*-*-*-*.npkとなります。
- [サーバ側での作業] バックアップ・サーバにも同様にBMR Online for Linuxのモジュールを追加します。インストールするモジュールはクライアントにインストールしたものと同じものです。バックアップ・サーバがWindowsの場合は、Windows版のBMR Online for Linuxのモジュールをインストールします。
>> バックアップ |
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- [サーバ側での作業] バックアップ画面を開きます。"クライアントマシン" > "VaultDR Online Linux" > "hsrhel58x64"と展開します。Boot ImageとSystem Imageが表示されます。Boot Imageはリストア時のBoot CDのイメージです。System Imageがバックアップ対象のシステムです。"hsrhel58x64"をバックアップ対象として選択します。ジョブ・タイトルに適切な名前を入力します。信号アイコンをクリックし、ジョブを実行します。
- [サーバ側での作業] ジョブ管理画面でジョブの完了を確認します。
>> 最後に |
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来月は、今回取得したバックアップをリストアしてみます。お楽しみに!