>> はじめに |
マシンの登録が完了したSharePlex Managerについて、今回はどのようにステータスを確認していくのか?ということについて、見ていきたいと思います。
>> SharePlex Managerをどう使う? |
デフォルトでログインした場合、以下のような画面が表示されます。
左右のペインの情報量が多く、慣れている場合には様々な項目へのアクセスがしやすいのですが、最初のうちは見づらいかもしれません。
そこで、SharePlex Managerとしての機能だけに絞ってみていくために、左右のペインを消してしまいましょう。
左右の▲印を選択すると、次のようなシンプルな画面になります。
なんらかの拍子に全く異なる画面になってしまった場合には、左ペインのHomesメニューからSharePlex Managerを選択するか、Dashboardsメニューから"SharePlex: Overview"の"SharePlex Manager"を選択してみてください。
>> Replication Overview |
一番基本となる場面には、選択したビュー内のレプリケーション全体の概要が表示されます。
- Status: 左側がソース、右側がターゲットを示して、色で状態を示しています。緑が正常状態、黄色が警告を、赤が障害を表します。
- Stream Name: 複製ストリーム名
- Instance Name: Sがソース側のホスト名:ポート番号、Tがターゲット側のホスト名:ポート番号を表表示します。
- Latency: 複製ストリームの遅延を表示します。
- Events: 警告(黄色)や障害(赤色)の状態を数で表示します。
※内容を抜粋してご紹介しています。詳細は、マニュアルをご覧ください。
>> Instance Overview |
監視しているSharePlexインスタンスを、複製ストリーム別に一覧表示します。
- Status: Replication Overviewとは異なり、複数段に分かれて表示されます。
- Instance Name: ソースとターゲットが分かれて表示されます。
- Rate: 秒あたりの完了した操作数を示します
※内容を抜粋してご紹介しています。詳細は、マニュアルをご覧ください。
>> Instance Detail |
Replication OverviewもしくはInstance OverviewのStream Nameをクリックすると、複製ストリーム内のソースおよびターゲットインスタンスの詳細および、Capture、Read、Export、Import、Postプロセス等のステータスが表示されます。
それぞれのプロセスの状態を色で示して、右側にはグラフと時間によって遅延状況が表示されます。例えば、Captureの部分のグラフをクリックすると、より詳細が表示されます。
>> Process Detail |
各々の子プロセス毎の詳細を確認することも可能です。各プロセスの右側をクリックすると、ドロップダウンメニューが表示されるので、Show Detailsを選択します。
例では、Capture Process Detailを選択したので、その詳細が表示されます。
プロセスによって内容は異なりますが、出力内容が多い場合には、スクロールするか画面を広げて確認するようにします。
大よそ項目名がそのままの意味になっていますが、詳細についてはマニュアルで確認するようにしてください。プロセスの詳細は、各々の子プロセス毎に用意されています。
>> ログをSharePlex Managerから確認 |
各SharePlexインスタンスのEvent Logを、簡単にSharePlex Managerから確認することができます。Events欄の一番右にある書類のアイコンをクリックしてみてください。
そうすると、各インスタンス毎のEvent Logが表示されますので、スクロールして確認可能です。
>> 状態を変化させた場合の確認 |
何もない状態を確認しても、実際の動きがわかりにくいかもしれませんので、例としてPostを手動で停止してみます。ターゲット側のsp_ctrlからpostプロセスだけを停止してみます。
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更にソース側で以前使用したdemo.sqlを使用してトランザクションを発生させてみます。
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この状態では、Postキューにメッセージが溜まっていますが、そのことをqstatusコマンドで確認すると4013メッセージあることがわかります。
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同様の内容をInstance Detailから確認することも可能です。Postプロセスが停止し、Postキューに4013のメッセージが入っていることが確認できます。
start postを実行すると、処理が再開され、最終的にオールグリーンの状態になります。
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>> まとめ |
今月は、SharePlex Managerを使用したステータスの確認方法について簡単にみてきました。実際には、使いながらいろいろと試していただき、少しずつ覚えていただくと良いと思います。
次回もSharePlex Managerをテーマにする予定です。