今月からNetVault Backup (NVBU) の講座を開始します。過去に幾つかご紹介していますが、まだ紹介していないオプション機能がたくさんあります。今後はそれらの機能をご紹介していきたいと思います。
その第一弾として、非常に多くのお客様にご使用いただいているBMR (VaultDR) オプションをご紹介します。
BMR (VautDR) は、NVBUのディザスタ・リカバリ用のオプションです。このオプションを使用することで、万が一、使用しているシステムに壊滅的な障害が発生した場合でも、迅速にそのOS環境を復旧することが可能です。
BMRという名前とVaultDRという名前がありますが、基本的には同じものとお考えいただいて結構です。過去の歴史で、名称の変更が行われた経緯がありますが、厳密に言えば、現状ではライセンスについては"BMR"、ソフトウェア・モジュール名は"VaultDR"が使われます。
多様なお客様のご要求にお応えするため、BMR (VaultDR)には以下のような製品の種類があります。各製品の詳細に関しましては、BMR (VaultDR)製品ページ をご参照ください。
1. ネットワーク型BMR (VaultDR)
1-1. VaultDR Offline
1-2. VaultDR Online for Windows
1-3. VaultDR Online for Linux2. ローカル型BMR (VaultDR)
2-1. BMR for NVBU Server/Client
2-2. BMR Standalone
お客様のニーズから必要な製品を選択するには、以下のフローチャートが大よその選択基準となります。実際には、オンラインに対応している製品はサポートしているOSのエディションやディストリビューションがあるため、より詳細な確認が必要になります。
基本的にBMR (VaultDR)は、対象マシンをブートCDで起動します。その稼働する環境で対象マシンで使用されているディスク・コントローラやネットワーク・インターフェース・カードに適切なドライバがあるかが、VaultDRが実行可能かどうかのキーとなります。評価版を使用し、対象のシステムで事前にバックアップ・リストアが可能であることを確認することをお勧めいたします。