>NASはNDMPでバックアップ
NASのバックアップにはNDMPというプロトコルを利用します。
NDMPの仕様に従って、バックアップソフトからNDMPリクエストを発行し、
NAS側でNASベンダが用意しているDUMPバックアップコマンドにより直接バックアップデバイスにバックアップする仕組みです。
>>OceanStor NASのNDMP設定
OceanStorのNDMPの設定を行うにあたっての参考情報は以下になります。
(メーカー側ドキュメント)OceanStor NDMP Feature Guide
(Quest側ドキュメント)NetVault Backup Plug-in for NDMP 12.2 - Application Notes for OceanStor
このガイドを参考に、OceanStor側の設定を行ってください。
>動作構成
・NetVault NDMP Pluginは3-way構成のみサポートします。
NetVaultバックアップサーバに直接接続する物理テープライブラリまたは、QoreStorのVTLを使用可能です。
>OceanStor Device Manager側の設定項目
・NDMPライセンスの確認
・NDMPアクセス用論理ポートの設定
・NDMPの有効化
・NDMP管理者アカウントのパスワード設定
>NDMPライセンスの確認
OceanStor Device Manager - Settings - License Management
NDMPライセンスが有効でない場合はライセンスファイルを登録
>NDMPアクセス用論理ポートの設定
OceanStor Device Manager - Provisioning - Port - Logical Ports
Device Managerと接続する管理ネットワーク、とは別のネットワークアドレスを設定
>NDMPの有効化
OceanStor Device Manager - Settings - Storage Settings - File Storage Service - NDMP Settings
Enable をチェック
Monitoring IP Addressに、前項のNDMPアクセス用論理ポートに割り当てたネットワークアドレスを入力
Username ndmpadmin (デフォルト)
Password ndmpadminのデフォルトパスワードはOceanStor NDMP Feature Guideに記載されている
OceanStor側のNDMP設定は以上です。
次はNetVault NDMP Pluginの設定