NetVaultのPush Installの設定をしておくと、NetVaultクライアントのPush Upgradeも可能となります。
[NetVault 12.3~] バージョン12.3の機能拡張により、AD(Active Directory)環境下の場合、クライアントの一括プッシュアップグレードが可能です。
(注意)以下の手順は、NetVaultクライアントを12.3にアップグレードするために、
まず、12.2にプッシュインストールします。
<1>NetVaultクライアント12.2をプッシュインストールします
<2>NetVaultサーバを12.3にアップグレードします
<3>NetVaultクライアントを12.3にアップグレードします
>>NetVaultクライアント12.2をプッシュインストール
以下の例はAD環境下の Push Install設定です
(1) |
パッケージストア用フォルダを共有設定します。 |
(2) |
NetVaultサーバWEBコンソールで、 |
(3) | インストール設定タブで、マシンのパスワード(必須)を入力します。 他のフィールド(マシンのプレフィックス、インストールフォルダ)はブランクのままにしておくと、 規定値でインストールされます。 次へをクリックします。 「クライアント設定」「ファイアウォールの設定」は次へをクリックします |
(4) | 検証で、リモートマシンに接続できるか確認します。 |
(5) | 検証で接続に成功したら、ソフトウェアのインストール/クライアントの追加をクリックし、プッシュインストールを実行します |
(6) | NetVaultサーバ、NetVaultクライアントとも12.2になりました。 |
>>NetVaultサーバを12.3にアップグレード
(7) | ※NetVault Backupのアップグレード(バージョンアップ)は、 インストールと同じようにインストールファイルを実行するだけです。 インストールを実行したマシンに、すでにNetVaultがインストールされていれば、 アップグレード処理が実行されます。 アップグレード前にNetVaultデータベースのバックアップを行ってください。 NetVaultサーバアップグレード手順例は、以下を参照してください https://www.quest.com/community/jp-ja/data-protection/w/data-protection-wiki/943/netvault-backup |
(8) | この時点で、NetVaultサーバが12.3、他のNetVaultクライアントが12.2の状態です。 |
>>NetVaultクライアントを12.3にアップグレード
以下の例はAD環境下のPush Upgradeです
※NetVault12.3から、AD環境の場合に、一括検証、一括プッシュアップグレードが可能です。
(9) | (1)でパッケージストア用フォルダとして「12.3」を作成し、Netvaultクライアント用インストールパッケージ12.3を配置し、共有設定して パッケージストアとして登録します。 |
(10) | NetVault12.3から、クライアント管理の下部メニューに「アップグレードの確認」ボタンが追加されています。 「アップグレードの確認」をクリックします。 注意!AD環境下のクライアントが無い場合は、この「アップグレードの確認」はしないでください。 |
(11) | AD環境下のクライアントの一覧が表示されます。 パッケージストアのリストから12.3を選択すると、インストールされているバージョンと最新バージョンが突合せされ、 アップグレード可能なクライアントが自動的にチェックされます。 |
(12) | 検証をクリックします。
|
(13) |
アップグレードをクリックし、プッシュアップグレードを実行します。 |