[内容]
Symfoware Serverの動作のための競合回避の個別設定
[環境]
Symfoware Server 12.3、および12.4
Plug-in for PostgreSQL 11.4.5
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.3、7.4、および7.5
NetVault Backup Server and Client 12.x
[環境設定]
当該環境の利用に関し、以下の環境設定を必要といたします。
NetVaultのサービスに環境変数を設定する方法について以下に記載します。
NetVault Client、および、Symfoware Server(Postgres)を導入した環境に、以下の両方の設定を行います。
[目的]
PostgreSQL PluginからSymfoware Server(Postgres)のlibpq.soを使用するためには、
Symfowareの仕様上、このような手順の追加が必要であるため。
[注意点]
NetVaultへ環境変数(LD_LIBRARY_PATH)を設定するにあたり、NetVaultサーバへは設定しない。
PostgreSQL PluginをNetVaultサーバにインストールし、 Symfoware Server(Postgres)をバックアップすることは未サポート。
NetVaultクライアントのみのサポートとなります。
[設定方法]
NetVaultのサービスに環境変数を設定する方法について以下に記載します。
NetVault Client、および、Symfoware Server(Postgres)を導入した環境に、以下の両方の設定を行います。
(A)システム再起動でNetVaultサービスが起動される場合に 環境変数を有効にする方法
1)以下の通り、NetVaultサービス用のドロップインディレクトリーを作成します。
# mkdir /etc/systemd/system/netvault.service.d
2)1)で作成したドロップインディレクトリーに以下のようなドロップインファイルを作成します。以下はSymfoware Server(Postgres)のインストール先が「/opt/fsepv95client64」の場合の例です。
# cat /etc/systemd/system/netvault.service.d/custom.conf
[Service]
Environment=LD_LIBRARY_PATH=/opt/fsepv95client64/lib
(B)NetVaultの「startup.sh」や「serviceコマンド」でNetVaultサービスを起動した場合に、環境変数を有効にする方法
1)「/usr/netvault/etc/startup.sh」に以下の通りexport文で環境変数の設定を追加します(*の行を追加)。以下はSymfoware Server(Postgres)のインストール先が「/opt/fsepv95client64」の場合の例です。
#!/bin/sh
#
# $Header: /home/umesh/repos/CVS/dastuff190503/base/packagingutils/startup.sh,v 1.8 2009-10-19 09:01:50 eduardo Exp $
#
# NetVault startup/shutdown script
#
# chkconfig: 345 99 01
# description: Start & Stop the NetVault:Backup services
#
### BEGIN INIT INFO
# Provides: netvault
# Required-Start: $local_fs $network $remote_fs
# Should-Start: netvault-pgsql
# Required-Stop: $local_fs $network $remote_fs
# Should Stop: netvault-pgsql
# Default-Start: 3 4 5
# Default-Stop: 0 1 2 6
# Description: Start & Stop the NetVault:Backup services
### END INIT INFO
PATH=$PATH:/usr/bin
OS=`uname`
* export LD_LIBRARY_PATH=/opt/fsepv95client64/lib:$LD_LIBRARY_PATH
findnvhome() {
~ 以下省略 ~