>>はじめに
ディザスタ・リカバリ(DR)対象のマシンは、一旦シャットダウンして静的な状態のオフラインバックアップが推奨になりますが、システムによっては、バックアップ時に対象マシンをシャットダウンできないものもあると思います。そのような場合、DR対象サーバがWindowsであれば、BMR Live for Windowsを使用することで、Windowsをシャットダウンせずにシステム・バックアップを行うことが可能になります。
>>構成
NetVaultサーバとクライアントに以下のプラグインが必要です。
NetVaultサーバ | NetVaultクライアント |
BMRサーバ (VaultDR APM) |
BMR Live Windows |
>>注意点
BMR Live for Windowsをご利用いただく際は以下の点にご注意ください。
- BMR Live for Windowsのバックアップ対象はOSです。その上でDB等が稼働している場合は、DBの整合性の確保に注意が必要です。Microsoft SQL Server、Exchange Server、SharePoint ServerであればVSSレベルの一貫性の確保が可能です。それ以外のDB/アプリケーションにつきましては、整合性の確保は行われないため、別途専用のプラグインを使用してのバックアップの取得をご検討ください。
- BMR Live for WindowsのバックアップをリストアするにはWindowsPEベースのVaultOSをご利用ください。
WindowsPEベースのVaultOSを利用する組み合わせの場合、バックアップデバイスにはDR重複排除アプライアンス(RDA)、DataDomain(DDBoost)も利用可能です。
LinuxベースのVaultOSを利用する組み合わせの場合、バックアップデバイスは物理テープ装置、VTLのみ利用可能です。 - リカバリ時に迅速な対応を行うためには、手順書の作成等が重要です。事前検証を行って万が一に備えてください。
>>準備
バックアップジョブを作成する前の準備作業を行います。
>>バックアップ
バックアップジョブを作成します。
【奥付】
作成: 2018/1 対象バージョン: NetVault 11.4.x BMR Server 11.4.x BMR Live Windows 11.4.x
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