NetVault Tips #057

NetVault Backup 7.4.5以前では、ユーザの管理を行う権限を与えられたユーザのみが全てのユーザのパスワードの変更を行うことができました。NetVault Backup 8.0以降では、NetVault Backupで登録されたユーザへのアクセス用パスワードを、ユーザが自分でログオン・ウィンドウから変更できるようになりました。本Tipsでは、この機能についてご紹介いたします。

1. NetVault Backup 8.0で、新規ユーザ (クライアントの管理のみを行うユーザと仮定) を作成します。メインGUIから、"管理" ＞ "アクセス・コントロール" を選択します。
   
   
2. NetVaultアクセス・コントロール画面が表示されます。"ユーザの追加" ボタンをクリックします。
   
   
3. "New User"が作成されます。"New User"をダブルクリックします。
   
   
4. NetVaultユーザ・プロパティ画面が表示されます。アカウントの項目ですでに割り当てられている"New User"に代わり、適切な名前(ここでは"test")を入力します。以上の作業が終わったら、"グループ・メンバー" タブに移動します。
   
   
5. "グループ・メンバー"タブで、"非メンバー"に表示されている"default"クライアント・グループをクリックしハイライトさせ、左向け矢印ボタンを選択し、"メンバー"に移動します。以上の作業が終わったら、"ユーザ権限"タブに移動します。
   
   
6. 新しいユーザはクライアントの管理のみを行うユーザなので、"ユーザ権限"タブで、"許可しない"権限の中から"Clients - *"というクライアント管理に関するもののみを選択し、左向け矢印ボタンを選択し、"許可する"に移動します。以上の作業が終わったら、左上の"ユーザ詳細の保存"ボタンを押し設定を保存します。(ここでの作業により、新規に作成したユーザに、全ユーザの管理を行う"Users - *"という権限が割り当てられないようにしています。NetVault Backup 7.4.5では、ユーザのパスワード変更に"Users - *"権限が必要でした。)
   
   
7. 設定が保存された旨のウィンドウが表示されます。"OK"をクリックし、ウィンドウを閉じます。
   
   
8. メインGUIに戻り、"ファイル" ＞ "ログオフ"を選択します。
   
   
9. ログオン画面が表示されます。アカウントとして"test"を指定し、さらに"パスワード変更"をチェックし、"OK"をクリックします (パスワードが設定されているユーザの場合は、パスワードも入力します。ここでは、新規ユーザにパスワードが設定されていないためブランクのまま進められます。)
   
   
10. ユーザー・パスワードの設定画面が表示されます。3つのフィールドに適切なパスワードを指定して、"OK"をクリックします。
    
    
11. 一旦ログオフし、パスワードを変更したユーザでログオンします。
    
    
12. メインGUIの右下にログオンしたユーザが表示されます。正しいユーザが変更したパスワードでログオンできることを確認します。