VaultDR Online for Linuxオプションは、LinuxマシンのOSを停止することなく、LinuxマシンのOSをバックアップすることを可能にするディザスタ・リカバリ・オプション VaultDR製品のひとつです。前回のTips!と、前々回のTips!でご紹介したVaultDR Offlineオプション、VaultDR Online for Windowsオプションとは全く別の製品で、操作方法もラインセスの考え方も異なりますが、それぞれのオプションを同一マシンで併用することは可能です。
VaultDR製品の最後として、今回のTips!ではVaultDR Online for Linuxオプションをご紹介します。
ディザスタ・リカバリ・サーバ (= NetVaultサーバ) - Windows XP Professional - NetVault Server 7.4.2 - VaultDR Online for Linux 2.0 (Windows版)
ディザスタ・リカバリ・クライアント (= NetVaultクライアント) - Red Hat Enterprise Linux AS v.4 Update3 - NetVault Client 7.4.2 - VaultDR Online for Linux 2.0 (Linux版) ※ クライアントには、mkisofsユーティリティーがインストールされている必要があります。
[S側] ファイルを選択する画面が表示されます。VaultDR Online for Linux (Windows版) プラグインのファイルを選択し、"開く"ボタンを押します。(VaultDR Online for Linuxプラグインは"drx<xxxx>.npk"という名前です。OSやバージョンによって "xxxx" の部分は異なります。VaultDR Online for Linux (Windows版) ver.2.0プラグインは"drx-2-0-0-17.npk" です。)
[S側] VaultDR Online for Linuxは、幾つかのシステム・ファイルを追加/修正します。問題がある場合は、File System Pluginでそれらのファイルをバックアップすることをお勧めいたします。詳細はVaultDR Online for Linux Pluginユーザーズ・ガイドをご参照下さい。
[C側] Step 4で作成したリカバリCDで、対象マシンを起動します。"SYSTEM INSTALLATION AND MAINTENANCE"画面が表示されます。"Change Install Server or Device"を選択します。
[C側] "Set Install Device or Server"画面が表示されます。"Set or Change Network Configuration"を選択します。
[C側] "Set or Change Network Install Configuration"画面が表示されます。"Server IP Address"と"Client IP Address"と"Subnet Mask"に適切な値を入力します。必要があれば"Gateway Address"も入力します。"Network Device"にカーソルを移動し、F4キーを押します。
[C側] "Set Install Device or Server"画面に戻ります。左下の"Server"という欄に指定したServerのIPアドレスが表示されている事を確認します。さらにESCキーを押し、ひとつ上のメニューに戻ります。
[C側] "SYSTEM INSTALLATION AND MAINTENANCE"画面に戻ります。"Install the System with Current Setting"を選択します。
[C側] この段階でNetVaultサーバと通信が行われ、自動的に構成の確認が行なわれます。問題がなければ、最終確認の "Are you sure you want to continue with the system installation? (y/n)" が表示されます。"y"を入力してリストアを実行します (問題が発見された場合は、もう一度設定を見直してください)。