NetVault Backupのディザスタ・リカバリ・オプションVaultDRの使用方法について分かりやすく説明して欲しいというご要望をいただきました。そこで、今回はVaultDR Offlineの設定手順について順を追って解説していきたいと思います。
今回のTips!で使用する動作環境は下記のとおりです。
Step 1: VaultOS CD (ブート・ディスク) を作成するStep 2: NetVaultサーバ側の準備を行う - VaultDR ServerをインストールするStep 3: NetVaultサーバ側の準備を行う - VaultDR対象マシンを登録するStep 4: VaultDR対象マシンの準備を行うStep 5: VaultDRバックアップを行うStep 6: VaultDRリストアを行う
Note: 本手順書内で[S側] はNetVaultサーバ(=VaultDR Server)側で行う操作を表します[C側] はVaultDR Client側で行う操作を表します
事前準備として、VaultDR Offline Clientのブート用に使用するVaultOSのISOイメージ・ファイル "drx86_xxx.iso"をCD-Rに書き込み、VaultOS CDを作成します。作成したVaultOS CDは、どのディザスタ・リカバリ対象マシンでも共通でご使用いただけます。
VaultOSのISOイメージ・ファイル"drx86_xxx.iso" は、下記いずれかの方法で入手可能です。ISOイメージをCD-Rに書き込むことができるマシンを使って、この "drx86_xxx.iso"ファイルをCD-Rに書き込みます。
評価版 APM CDから入手する場合:APMCD\ia32\vault_os\[VaultOSのバージョン]\ のディレクトリ下にあります。 ダウンロード・サイトから入手する場合:VaultDR Clientの圧縮ファイルをダウンロードしたら、解凍します。まとめて圧縮されたいくつかのファイルの中に、"drx86_xxx.iso"ファイルがあります。
評価版 APM CDから入手する場合:APMCD\ia32\vault_os\[VaultOSのバージョン]\ のディレクトリ下にあります。
ダウンロード・サイトから入手する場合:VaultDR Clientの圧縮ファイルをダウンロードしたら、解凍します。まとめて圧縮されたいくつかのファイルの中に、"drx86_xxx.iso"ファイルがあります。
4-1: ドライバの自動検出/ロードが正しく行われた場合VaultDRで使用したいNICと、VaultDRでバックアップしたいディスク・コントローラのドライバが正しく読み込まれている場合は、次の5の手順に進んで下さい。 4-2: ドライバの自動検出/ロードに失敗したが、手動選択が可能な場合ドライバのロードが失敗した場合は、[NIC]や[SCSI]ボタンを選択して、VaultOS CDに格納されている他のドライバを手動で選択してロードができるか試します。適切なドライバを選択し、[Install]ボタンを選択して下さい。正しく読み込めた場合は、次の5の手順に進んで下さい。 4-3: ドライバの自動検出/ロードに失敗し、別途ドライバ読込みが必要な場合適切なドライバがVaultOS CD内に存在しないなど、手動によるドライバのロードもできない場合は、[Other]ボタンを選択し、別途フロッピー・ディスク(DOSフォーマット)やCD-Rにコピーしたドライバを読み込ませます (どのようなドライバを用意すればよいかに関しての詳細は、VaultOSの使用要項をご確認下さい。詳細手順に関しては、Tipsバックナンバーの "VaultOS上での追加ドライバのロード方法"をご参照下さい。)
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