VaultOSは、基となっているCentOS等のLiveCDに、「drdaemon」と「vaultdr_client.sh」ファイルを組み込むことにより、USBメモリ・スティックから起動することが可能※1 ですが、組み込みが必要なことや、LiveCD起動後に手動の作業が必要など、手間が掛かります。そこで、今回の本Tips!では、Fedora LiveUSB Creatorを使用して、VaultOS 5.7.1のCDをUSBメモリに移す小技をご紹介します。
※1: USBメモリ・スティックからの起動は、先月のTips!の方法 と ユーザーズガイドの「3.3.1.b - Live CDを利用した災害復旧用デバイスの作成」の方法 を併せることで可能です。
尚、Fedora Live USB Creatorのダウンロードとインストールは別途行っておいて下さい。Fedora Live USB Creatorは、下記のサイト等よりダウンロードできます。本Tips!では、v3.11.7を使用しています。
https://fedorahosted.org/releases/l/i/liveusb-creator/
このように、ユーザーズ・ガイドでご紹介している方法以外でも、VaultOSの起動は可能です。本方法では、作成が簡単なのが特徴です。また、起動時の設定手順は増えますが、従来の方法と異なり、起動後の設定が不要なのも特徴です。
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