Exchange DAGでPassive DBのみのサーバを優先してバックアップする ~ NVBU Exchange Server Plug-in 4.6編 ~ |
Microsoft Exchange Server 2010から高可用性を保つDatabase Availability Group (DAG) 機能が付加されています。この機能を利用すると、下図のような構成が可能となります。 この構成は、一般のメール・クライアントをActive Database (DB) の存在するMailboxサーバ群にのみアクセスさせ、Passive DBのみのMailboxサーバをバックアップ専用として扱うものです。これにより、メール・クライアントのアクセス・パフォーマンスに影響を与えるバックアップ負荷の軽減を実現しています。また、バックアップ用ネットワークも用意し、バックアップ・データが業務用ネットワークを通らないようにすることも可能にしています。 尚、今回のTips!では、NetVault Backup 9.0.1とNetVault BackupのExchange Server Plug-in 4.6を使用しており、ここでご紹介する方法は、Exchange Server Plug-in 4.6以降でのみ対応しています。 設定手順は、下記の通りです。 1. NetVault Backupでネットワーク・マネージャの設定と確認
2. Exchange Server Plug-inのインストールと仮想クライアントの作成
3. Exchange Server Plug-in側の設定
4. Microsoft Exchange Server側の設定
5. 運用上の注意
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