弊社は、NetVault Backup (NVBU) とは別に、SQL Server専用バックアップ・ソフトとしてNetVault LiteSpeed for SQL Serverを提供しています。今回リリースしたNVBU SQL Server Plug-in 6.0には、このNetVault LiteSpeed for SQL Serverに搭載されていたSQL Serverバックアップ圧縮技術を組み込みました。
Microsoft SQL Server自体にも同様の技術があり、バージョン6.0より前のNVBU SQL Server Plug-inではこのSQL Server側で提供されている技術を利用することが可能でしたが、Microsoft SQL Server StandardやExpress Editionをご利用の場合、SQL Server側の制約により圧縮機能を利用することができませんでした。今回NVBU SQL Server Plug-in側に圧縮機能が搭載したことにより、Microsoft SQL Server側のエディションに関係なく、SQL Serverのバックアップ圧縮がご利用いただけるようになりました。本Tips!では、この新機能のメリットについて検証します。
>> 1. 念のため - 使わない方が良い環境
SQL Serverのデータベースが「Transparent Data Encryption (TDE)」で暗号化されている場合は、「低もしくは圧縮無し」で。 暗号化されているデータは、一般的に圧縮が効きにくくなりますので、圧縮処理を行わない方がCPU負荷等が減り、効率が良くなります。
2-1: 弊社のデータベース管理製品の1つであるBenchmark Factory for Databasesを利用し、TPC-Eベンチマークテストに使用されるデータをSQL Server 2012のtestDBデータベースに作成します。 作成ベンチマーク・データの規模は最小の1で、約8.55GBのデータが作成されます。
注意点としては、あくまで今回の結果は、Benchmark Factory for Databaseを使用して作成した最小規模のTPC-Eベンチマークテスト用データ使い、圧縮以外のPlug-inのバックアップ・オプションはデフォルト設定で行った結果である、ということです。他のデータ環境や異なるバックアップ・オプション設定により結果が変わることは十分ご考慮ください。
NetVault BackupおよびSQL Server Plug-inを試用してみたい方は、下記から評価版をダウンロードいただけます。