NetVault Tips #029

NetVaultの自動クリーニングを使用している場合、NetVaultのログを参照することでドライブのクリーニングが行われたことがわかりますが、E-mailで自動クリーニングの完了を通知するよう設定することも可能です。今回は、その設定方法についてご紹介します。

1. まず、ご使用のライブラリ装置が自動クリーニングに対応しているか、下記対応リストでご確認ください。
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   NetVault 6.5.3/7.0.0/7.1.x クリーニング対応オートローダ／ライブラリ (.pdf)
   
2. 上記リストで自動クリーニングに対応していることが確認できたら、同じリストで対象デバイスのクリーニング方法を確認します。NetVaultの自動クリーニングの設定方法には以下の2種類があり、ライブラリ装置ごとに、Cleaning Typeとして適切な設定方法が表示されています。
    
   - 従来のクリーニング
   - ジェネリック・クリーニング
   
3. 自動クリーニングの設定を行います。詳細は、NetVaultアドミニストレーターズ・ガイドをご参照ください。自動クリーニング設定を行ったデバイスは、デバイス管理画面で下記のように表示されます。
    
   
4. 一度、クリーニングを実行してください。ここでは、手動で実行します。
    
   
5. デバイス管理画面のデバイスログ・タブを開き、クリーニングが終了していることを示すメッセージが出力されていることを確認してください。
    
   
6. このメッセージに対してイベントの設定を行います。対象メッセージの"ワーニングレベル"の"情報"を選択、右クリックを行い、"Set event"メニューを選択します。
   ※デバイス管理画面からの"Set event"の設定は、Windowsの場合のみ行えます。Linux等その他OSをご利用の場合は、ログ管理画面から設定を行う必要があります。 
    
   
7. "ログイベントをセット"画面が表示されますので、イベント名として適切な名前を指定します。ここでは"DRIVE1 CLEANED SUCCESSFULLY"とします。さらに、"説明"部分にも、コメントを入れます。ここでは、"Event raised when automatic cleaning was successfully done for DRIVE1."とします。最後に"OK"を押して設定を保存します。
    
    
   ここまでの作業により、指定のメッセージがログに出力された時に、"DRIVE1 CLEANED SUCCESSFULLY"というイベントがあがるようになります。
   
8. 次に、上記で設定したイベントがあがったときのアクションを指定します。NetVaultのメインGUIの
   "管理"メニューから"グローバル・ノーティフィケーション"を選択し、グローバル・ノーティフィケーション画面を表示します。
    
   
9. "Log Daemon"クラスをダブルクリックすると、イベントタイプとして上で作成した"DRIVE1 CLEANED SUCCESSFULLY"が作成されています。さらにそのイベントをダブルクリックし、通知方法を表示します。"Sysop E-mail"をチェックし、画面左上の保存ボタンを押し設定を保存します。
    
   
10. E-mail通知の設定は、NetVault Configuratorを使って行います。詳細は、以前のTips記事 "特定のバックアップ・ジョブが成功した時に管理者が通知メールを受け取りたい！" をご参照下さい。以上で設定は終わりです。
    
11. 最後に、もう一度、手動でクリーニングを実行し、指定したアドレスにE-mailが送信されることをご確認下さい。